【GADGET】Windows PC更新(PX-W3U4・電源ケーブル)

PC

 プレクス PX-W3U4のACアダプタがテーブルタップの1つを占有してしまうのでPC側から電源を供給するようにしましたのと、ついでにグラフィックボードとシリアルATA電源ケーブルをシンプルになるように自作してみましたのでご紹介します。

プレクス PX-W3U4用電源について

 USB接続のTVチューナー、プレクス PX-W3U4を動作させるには同梱のACアダプタによる電源供給が必要です。そのためテーブルタップのコンセントを一つ占有されてしまいます。PX-W3U4を使用する時はPCの電源が入ってますのでPC側から電源を供給出来ればコンセトを一つ明けることが出来てテーブルタップのコンセントの有効活用とケーブルの取り回しがやりやすくなります。

 まずは使われているACアダプタのスペックを確認したところ15V/1Aとなっており、PCのシリアルATAで使われている12Vをアップレギュレータチップを使って15Vにレベルアップすることにしました。電流は+12V系合計50AのSFX電源ですから余裕でしょう。

さっそく入力12V・出力15V/2Aが可能なアップレギュレータを物色、当初はブレッドボードで組む事を前提に検討していましたが、Amazon等でモジュール品が販売されていましたので使えそうなモジュールを見つけましたのでこれを使うことにしました。

2A DC-DC ブーストステップアップ 転換モジュール Micro USB 2V-24V to 5V-28V 9V 12V 24V 調整可能

 見つけたアップレギュレータのモジュール品をさっそく発注、次はACアダプタのDCプラグです。 ノギスでの測定値を元に近いDCプラグを探したところ、外径3.8φ,内径1.4φでケーブル付きの製品があったのでそちらも注文、その次はSFX電源の未使用のシリアルATA電源から12Vを取り出すためにコネクタ・レセプタクル・配線を発注しました。

手配パーツ

 手配パーツが届きました。

付属のACアダプタと購入したアップレビュレータモジュール

 AC100Vからの15Vと、DC12Vからの15Vの違いためもありますが全然大きさが違います。しかもPCの筐体内に入る。

出来上がってますがSATA電源ケーブルとモ配線付きのDCプラグ

工具

 手配したパーツが届きましたのでいよいよ作成を開始します。 作成にあたり準備した工具は下の写真の左より、

  • ワイヤーストリッパー
  • 圧着工具
  • ハンダセット
  • テスト
  • +ドライバー
  • ニッパー
  • ーの精密ドライバー(写真には写ってません)

を準備しました。

追加で可変抵抗のマイナスの精密ドライバーが必要です。

作成

 パーツも届き・工具の準備も出来たのでいよいよ作成です。 作成は、

  1. 製品又は、ATX規格を参考に電源コネクタを作成
  2. PC電源を投入し12V出力の確認
  3. アップレギュレータ基板のINにATX規格電源コネクタを接続
  4. PC電源を投入し可変抵抗を操作し15Vになるように調節
  5. アップレギュレータ基板のOUTにDCプラグのケーブルを接続(+ーに注意)
  6. PX-W3U4に接続して動作を確認

の順に行います。

 1はすでに出来てますので2から5を順番に行い、最終的に6のPX-W3U4に接続して動作を確認しているのが次の写真です。 やっぱり小さいです。

全てのステップを経て無事動作するのを確認出来たら剥き出し部分が金属に触れないように処理をしてPCの筐体に組み込んで完了です。

ATX電源ケーブル(グラフィックボード・シリアルATXのケーブル)最適化

 合わせて電源ケーブルの最適化を行いまし。 OSはM.2 EMVe SSDでボード上に搭載しているのでデータ用のSSDに接続しているシリアルATA電源ケーブルの最適化とグラフィックボードへのPCI Express規格 拡張ボード電源ケーブルの最適化を行いケース内のケーブルを少しでもすっきりさせたいと思います。

 特段珍しい難しい部分はないのでコネクタを同時に購入します。 注意点としては、ピン数は同じ6pin・8pinですがATX規格とPCI Express規格ソケット形状が違いますのでそれぞれ正しい物を購入してください。

ATX規格シリアルATA電源ケーブル

 シリアルATA電源はHDD・SSDのコネクタも作成するのは大変なので手っ取り早く余っていた延長ケーブルをカットして電源のコネクタ接続しました。出来上がったのがこち

 元のケーブルはこちらですが、

PCI Express規格電源ケーブル

 PCI Express規格の電源ケーブルです。 上が電源の付属ケーブル、下が作成したケーブルでグラフィックボード用の電源コネクタと必要な長さのケーブルです。

 付属ケーブルは2つの電源コネクタと倍以上の長さとなります。

出来上がり

 ケーブル長を最適にしましたのでATX電源周辺がスッキリして空間に余裕が出来、空気が流れがよくなった感じになりました。

●Before

 付属のケーブルのみで電源配線です。 狭いケースですのでSFX電源と少しはスペースは出来ましたがマザーボードへのアクセスも悪く、余ったケーブルでパッと見た感じでもあまりよくありません。

●After

 角度は違いますがSATA電源ケーブルとPCI Expressの電源ケーブル必要最小限の系統と長さにしたことですっきりして、マザーボードのSATAのコネクタにアクセスしやすくなりました。

 空間も取れましたので自己満足ですがエアーの流れもよくなった感じがします。

以上

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